「恋する丸太」の記録はじめます。

奈良県吉野郡川上村に移住し、1年半。

豊かな水と山に囲まれて、自然の恵みに感謝して暮らす日々。

吉野杉に魅了された女子の「恋する丸太」の記録。

はじめます。

 

私が、吉野林業の聖地 川上村に足を踏み入れたのは、2013年の2月初旬。

そこから4ヶ月後には、川上村地域おこし協力隊として採用が決まり、

仕事を辞して、川上村民になり。

林業界にしがみつく・・・

という、なんだか猛烈なスピードで人生が変化していきました。

 

そもそも、なぜ林業界に携わりたかったのかというと・・・

私は海が大好きで、学生時代から沖縄県の八重山諸島に通っていました。

そして、10年間ずっと欠かさずその離島の海に通い続けたとき。

ほんまに最高に海で泳いでいるのが幸せすぎて、ふと考えてしまったんです。

 

私はなんでこんなにも海の中が好きなんやろう・・・

なんで10年もこの島に通ったんやろう・・・

この海のためにできることって、何があるんやろう・・・

IMG_4047

 

マングローブ植えようかな。珊瑚植えようかな。

でもどちらも、栄養がなかったら育たへん。

海の養分の源は、山にある。

山が元気じゃなかったら、私のこの大好きな海が死んじゃう。

これからもずっと海で気持ちよく泳ぐために。

今の私にできること・・・

「そうや!林業しようっ!」って。 笑

なんとも唐突な閃きに、そのときの旅仲間はみんな大爆笑でした。

 

でも、ほんまにただ単純に

「海のためにできることは、林業やー!」と思ったのがきっかけです。

そして、その唐突な閃きから3年ほど経ち。

 

2014年、秋。

このたび、吉野杉の原木丸太を一本購入しました。

命名「おすぎ」

cropped-pa2510505.jpg

 

私が、なぜ「おすぎ」を購入したかという理由ですが

決して、『吉野杉の原木丸太が安価で手に入る』ということを

伝えたかったのではありません。

 

世の中で最近よく耳にする「国産材を使いましょう」という言葉。

でも、一体全体どうやって国産材を使ったらいいのか。

そもそも、なにに使ったらいいのか。

家を建てる以外で、杉を使う方法ってなにがあるのか。

街に暮らす一般の人々は、よくわからないのではないかと思ったんです。

いや、私自身がわからないんです。

市場にこうして並べられた、原木丸太の行く末が。

 

ならば、私が原木丸太(原材料)を購入して

そこからどういう風に木が加工(調理)されて製品になっていくのかを

自分自身が一回やってみるしかない!と思ったから。

いつも考えることが唐突なんです。 笑

でも、直観を大切にして生きています。

 

川上村の山で何十年、何世代もの人に育てられてきた吉野杉「おすぎ」

これからそこに、様々な分野のプロの手が加わることで

また新たな命が吹き込まれ、材が生きてくるのです。

そうして、どんどん輝きを増していく「おすぎ」の姿を

これからぼちぼちと伝えていきたいなと思っています。

まさしく『恋する丸太』 笑

どうぞあたたかく見守っていただけたら、幸いです。

3件のコメント 追加

  1. ありま より:

    おすぎの命の移り変わり、楽しみにしています!

    いいね

  2. KAIRO より:

    Merry Xmas !! おすぎ!

    いいね

  3. 戸田昌志 より:

    muku-mokuzaiより

    ブログ開設おめでとうございます。
    日記形式、なんて言われますが、本当に自身の記録とともに心の中身も伝わる内容になるはずですね。
    楽しみにしています。

    いいね

コメントを残す